カルピスの不思議な力とは、何なのでしょうか。
まずは、搾ったままの牛の乳を脱脂します。そこに、乳酸菌と酵母を加えます。この1次発酵で乳酸菌が活発になるのです。
その働きにより、酸味とペプチドなどチカラ成分(カルピス酸乳)ができます。
次に2次発酵します。一度落ち着かせて、温度の変化を与えます。このことにより酵母が活性化されます。そうすることで、あの爽やかな香りが生まれるのです。
1、2次発酵それぞれに乳酸菌と酵母が発酵し独自の美味しさとチカラが湧いてくるのです。
これらの工程で発酵するたびに、微生物により食物分解などが行われています。豊かな風味と栄養となるのです。じゃあ、ここで使われている乳酸菌ってなに?
乳酸菌は「ラクトバチルス ヘルベティカス」といいます。しかし、酵母については、どんな酵母かは、公表されていません。企業秘密ってことです。
しかし、確かな手ごたえもあるんです。
マウスにカルピス酸乳入りの餌と入っていない餌をそれぞれのグループに与えてみました。
すると結果は、カルピス酸乳入りの餌を食べていた方が生存率も高く、平均寿命も長かったのです。
また高血圧症のラットにカルピス酸乳入りの餌を与えると、血圧が下がったということも報告されています。
カルピス酸乳には、血圧降下作用を持つ成分が含まれているようです。その成分が、3つのアミノ酸から生成されるペプチドVPPとIPPということが、研究により判明したとの
報告もあります。この2種類は発酵時にカルピス菌を作る乳酸菌ラクトバチルス ヘルベティカスによって、乳タンパク質から生まれる成分です。ラクトトリペプチドと呼ばれています。
この成分には、アンジオテンシン交換酵素の活性化を抑える働きがあります。アンジオテンシン交換酵素とは、血管内皮細胞表面に存在する酵素です。
アンジオテンシンⅠとⅡへ交換し、血圧を上げる作用があります。
ラクトトリペプチドは、消化酵素に強く、腸管で吸収されやすいのです。その為、体内に吸収されアンジオテンシン交換(Ace活動)の活性化を抑え血圧を下げてくれます。
少し難しい話ですが、血圧を安定させる効果があると思ってもらえれば良いと思います。
意外と知られていない、カルピスの効果があるのです。爽やかなおいしさと飲みやすさに隠れて、乳酸菌飲料としての働きが取り上げられていないのかもしれんせん。
お子さんのいらっしゃるご家庭には、カルピスがよく常備されていたりします。そんな馴染みのあるカルピスの優しい効果に、耳を傾けるのも、たまには良いかもしれません。
このように、家族で楽しく、飲み方などアレンジしながら摂取できるのもカルピスだからです。時には、かき氷にかけたり、料理の隠し味としても使えます。
子どものおいしい、ただの飲み物で終わってしまっては、もったいないです。やはり、美味しく、身体にチカラを与える飲み物として、子どもから高齢者まで無理なく
続けられる乳酸菌飲料として、今後の効果を期待せずにはいられません。
夏は、冷たく、冬は、ホットでいただくカラダにピース。ちょっと意識して飲んでみてはいかがでしょうか。また、いつもとは違う飲み物に思えてくるかもしれません。